すがれ(クロスズメバチ)

 果樹園の中いると、いろいろな虫が、寄ってきます。 特に秋になると、すがれ(クロスズメバチ)が寄ってきます。

 果樹園でリンゴを切ると、匂いにつられて、1分も経たない間に、すがれが寄ってきます。

 今年は、蜂の数が多いのか、例年になく、寄ってきます。 

 すがれは、おとなしい蜂なので、このように近くに寄っても、逃げ出しません。

 手に持っているリンゴにも寄ってきます。

 

 長野県の伊那谷は、山に囲まれており、動物性タンパクが不足がちだったため、昔は、虫を食べる習慣がありました。 すがれも、「蜂追い」という方法で、捕まえて、食用にすることが行われていました。 

 最近では、食べる人が少なくなりましたが、ヒビ(蚕の蛹)、イナゴ、ザザムシなども食べていました。

 ヒビ(蚕の蛹)です。

 繭玉より、絹糸を取り出すと、蛹が残るので、養蚕が盛んな地域では、蛹を食べていました。

 砂糖で、甘く味付けがしてあり、佃煮のようです。

 生臭さと、ジャッリとした食感があり、おいしい物ではありませんが、思い出すと、食べたくなる、不思議な味です。

 近くのスーパーでは、パックに入って売っているので、根強いファンがいると思われます。

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