農園紹介

 我が家の農園は、両側を南アルプス、中央アルプスに囲まれた、信州伊那谷の松川町にあります。

 りんご、梨、西洋ナシを中心に栽培し、米、野菜等を自家用として作っています。

 1975年に普通栽培から有機物を使用した栽培へ方針を転換して以来、化学肥料は全く使用せず、稲わら、米ぬか、木炭、野草など、身の回りにあるものを利用し、自然の力を最大限に活用できる土作りを行っています。

 農薬については、慣行栽培に比べ、3〜4割減の使用量に抑えています。本当は、完全無農薬が良いのかもしれませんが、日本の気象条件では、無農薬というのは難しく、取り組み当時よりは使用量は減っていますが、いまだ到達できない目標であります。しかし、これもお客様のご理解とご援助があれば、使用量をさらに減らすことも出来ると考えています。

 自然の味が活きている果物をぜひ食べてみませんか。

 

 農園主より 

 1975年、朝日新聞に有吉佐知子の「複合汚染」が連載されました。日本が高度成長を駆け上がる真っ只中の時でした。多くの化学物質に警告を発し、農薬にも踏み込んだ部分では、日本の有機農業を一気に広げるきっかけとなりました。

  私は、就農して13年目の年、1975年でした。近代農業を目指しながらも、何か釈然としないものを持っていただけに、これをきっかけに、有機農業の道に入ることが出来ました。転換して以来、未だ無農薬とは参りませんが、化学肥料は、その後一切使用していません。

  豊かで、便利な社会を創りあげた人類ではありますが、多くの化学物質の逆襲にあって、生命の存続も危うい時代になってきております。作る人、食べる人、皆の問題であります。暮らしを変える努力を、私は、食物を作る立場で進めて行きたいと思っています。

 どうぞよろしくお願い致します。

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