性フェロモンを利用し、雄を惑わす

害虫の大発生を抑える、減農薬栽培の取り組みです。

   害虫を駆除するのではなく、発生数を抑える性フェロモン剤(コンフューザー)を利用し、交尾を抑制することで、農薬の散布回数を減らしています。

コンフューザーP  害虫の性フェロモンと同じ成分を、針金と一緒にコーティングしてあります。

 ここから、雌の性フェロモンが放出され、害虫の雄が、本物の雌を探し出せなくなってしまいます。

性フェロモン剤の設置個所  梨園内の棚に縛り付けるだけで良いので、非常に簡単です。

 性フェロモンは、徐々に放出されていくので、3ヶ月くらい効果が持続します。

梨園内の性フェロモン剤  3m間隔くらいで、園内に漏れなく着けます。 

 農薬散布は、環境に大きな影響があり、手間もかかりますが、コンフューザーは、自然に与える負荷も小さくなり、省力化も出来、一石二鳥です。

 

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