違い分かりますか? 〜 土への優しさです 〜 PartV
土をいたわる栽培です。 |
美味しい梨を栽培する為には、枝を棚に縛る必要があります。この作業を行わないと、枝が重なり日光が当り難くなり、梨の味が落ちてしまいます。また、風により枝が揺れ、梨が傷ついてしまいます。
しかし、この作業を行う際には、必ず切れ端が出てしまいます。全ての切れ端を集めれば良いのですが、拾い残しも多くあります。
このような、切れ端が梨園内に残ると、地中の細菌・微生物の力では分解が出来ず、土中に溜まってしまいます。これは、土中の細菌・微生物の活動を弱めることにつながり、梨の木が、強い養分を吸い上げることが出来なくなります。
この結果、強い養分が行き渡らない梨の木は、美味しい梨をつける事が出来ません。
そこで、私の園では、土に優しい(細菌・微生物が分解できる)紙の紐を使い、より美味しい梨が収穫できるように、努力しています。
(紙の紐は、ビニール紐に比べると、値段が高く、耐久性も低いのが難点ですが)
こんなこともあります。