リンゴの芽と葉

 夏は気温が高く、日差しも強いので人間は休みがちになりますが、リンゴの樹は元気に働いています。

 夏の太陽の強い日差しを浴びて、リンゴの樹は今年のリンゴを育てながらも来年の準備をしています。

 この中にたくさんのリンゴと無数の葉があります。

今年のリンゴと来年の花芽(リンゴになる芽)です。

 来年の花芽は、リンゴの左横に見える細い枝先の白い部分です。その周囲の葉が来年のリンゴを育てる養分を1年前から貯え始めます。

 今年のリンゴは強い日差しを浴びて日焼けしないように、来年の花芽を育てる葉に囲まれ、木漏れ日の当たる葉陰ですくすくと育ちます。

 このように今年良いリンゴを育てるには、良い来年の花芽がたくさんあることが必要です。

 良い花芽を創る葉が、美味しい実を育てる  

清野忠 言  . 

来年の良い花芽

 細く延びた枝先にキュッと締まった三角形の白い部分ができている芽は、来年そこに良いリンゴがなります。

 花芽の周囲には、太陽の光をしっかり浴びる事ができる良い葉がたくさんあります。

来年の悪い花芽

 芽の部分に養分が過剰に流れてしまい、枝の先端から葉がたくさん出ています。こうなると来年そこには良いリンゴがなりません。

良い花芽を作るには、良い葉が必要です。

 

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