樹の相を診る
おいしいリンゴや梨を収穫するためには、実を育ててくれる樹が健康な状態でなくてはなりません。 そこで、夏の間に樹の様子を診て健康状態を確かめ、秋に向けての準備と来年以降の剪定の方向性を考えます。
健康で良い状態の樹は、上の写真のように適度に先端が伸びて、葉の色艶が程良く、枝が太りすぎていません。
また果実も青々とした色でなく、薄らと黄色を帯びた落ち着いた色合いになります。 |
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弱っている状態の樹です。
枝の伸びが少なく、葉が小さく色合いも薄らとしています。あまりに弱り過ぎていて、果実はならせることができません。 |
元気が良過ぎる状態の樹です。
枝が伸び過ぎており、さらに伸びようとしています。葉色も、濃い緑色となり、養分を蓄え過ぎている感じです。 果実も、青々とした色合いです。 |
良い状態の樹は、枝の下に入ると、木漏れ日が降り注ぎ、リンゴがたくさんぶら下っている様子になります。
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樹相を見て、秋までに修正をする必要がある場合には、枝を切ったり葉を取ったりします。 |