リンゴの花叢摘果

 リンゴの摘果は、まずは中心果を残すことだけと考えがちですが、秋のリンゴの出来を揃えるには、最初に樹全体を良い花叢だけに揃えること(花叢摘果)が必要です。

良い花叢 悪い花叢

 リンゴの実が大きくなり始めると、上の写真のように、花叢ごとに良し悪しの差が出ます。 この差が出始めた時点で、花叢摘果を始めます。
 中心果の悪い花叢は、これ以上良くなることが無いので、まずは、左の写真のように、樹全体の悪い花叢を全て摘み取ります。
 樹全体が良い果叢に揃った時点で、残った果叢を中心果だけの状態にします。

 花叢摘果を行うことで、リンゴが一定の基準の基に揃うことになるので、単に中心果を残した場合に比べて、確実に秋のリンゴの揃いが良いです。

 また、早く摘果することで、来年に備えて休む芽がたくさんできるので、来年の収穫も約束されます。

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